さとやま通信

2017.04.21

【大崎上島町食文化海藻塾】栄養豊富なアカモクのおいしさを、一から体験!

photographs by Kazuhiro Sorioka

こんにちは、さとやまレポーターのクサマです。低カロリーで、ミネラルや食物繊維、ポリフェノールなどが豊富なスーパーフード、アカモク。これまでにさまざまなスーパーフードを試してきたわたしは、アカモク体験会のプロジェクトがあると知り、「これは絶対に行きたい!」とこの日を心待ちにしていました!

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「大崎上島町 食文化海藻塾」が主催するアカモクの加工・調理体験会では、漁船に乗ってアカモクを観察しに行くところからスタート。海に浮かんでいるアカモクは、その名のとおり赤茶色です。海藻の中からアカモクをみんなで探して(似たような海藻がたくさんあるので難しい!)、「色が暗いもののほうがおいしいです」と漁師さんに教えていただきました。大崎上島のアカモク、旬の時期は2月頃だそうです。

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 調理室に移動した後は、アカモクを洗ってゴミや貝殻を取り除き、手で太い芯を取ります。3分ほど茹でると色は緑に変わり、冷水にとってミキサーへ。すると、もずくのようなトロトロっとした、食べられる状態のアカモクができあがり!

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このままポン酢につけて食べてもおいしいそうです。同じ調理室では子どもたちが「アカモク・ドーナツ」をつくっていました。磯の風味が甘いものにも合うとは! 驚きのおいしさで、ついつい手が伸びてしまいました。ほかにも、卵焼きに入れたり、味噌汁やうどんの具材として、刻み納豆と合わせてもGOOD。このお昼には、山芋のとろろと、作りたてのアカモクを載せた丼をいただきました。緑色のアカモクはつやつやと光っていて、白いとろろとのネバネバ相性も抜群!

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プロジェクト代表で島に住む道林清隆さんは、5年前にこの海藻塾を立ち上げました。「子どもたちはエビやカニなど海の生き物には興味を持ちやすいですが、なかなか海藻に触れることはあまりない。海藻は世界遺産となった和食文化にも欠かせない食材ですし、瀬戸内ならではのアカモクに小さい頃から親しめる場をつくりたかったんです」。

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海藻塾運営メンバーの山崎才子さんは「海藻は現場で見ないと、どれがアカモクだか伝えるのが難しいんです。ですからこうして直接体験してもらう場が大事ですし、島にあるものだから、島に来た人には食べてほしい。でも、自分がおいしいと思うものを伝えるのが何より楽しいですよ」と話してくれました。当日は大崎上島町・高田幸典町長、海藻塾の創始者・田中博先生、アカモクの研究を行う広島工業大学・村上香 先生もいらっしゃっていました。

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漁船に乗って海に繰り出して、船から身を乗り出して海藻を観察して、生まれて初めて食べるものを自分で調理する。そんな体験ができるのも、未来博のプロジェクトならでは。何より、島の方が自信をもっておすすめする食材を、自分たちも楽しみながら外の人に伝えている姿に、とても感銘を受けた一日でした。……そんなことを考えながら、帰った夜には、ポン酢アカモクを肴にビールを飲みました(笑)。

 

《次回の開催日》

4月30日(日)   要申込・参加費

▶詳細は「大崎上島町 食文化海藻塾」Facebookページから!