さとやま通信

2017.12.01

【府中市・上下美人化計画「ピュアな美しさを引き出すナチュラルコスメづくり」】ハーブ王子が広島の里山へ。地域にある野草で、もっと美しく!

photographs by Kazuhiro Sorioka  text by Mana Ueda

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冬になるとあちこちで見かける柚子。実はこれ、冬を代表する野草(ハーブ)の一種なんです。柚子は保湿効果が高く冬場の乾燥を防ぐとも言われていて、スキンケアにも最適なのだとか。そんな柚子を使った肌に優しいナチュラルコスメを手作りするワークショップが上下町で開催されると知り、さとやまレポーターのウエダが参加してきました!

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講師は「ハーブ王子」として全国で活躍している野草研究家の山下智道さん。登山家である父の影響で幼少期から草花や野草に親しみ、今でも暇さえあれば図鑑を片手に野草散策へ出かけるほどの研究家。お茶や薬など生活の一部として野草を取り入れてきた昔ながらの日本人の知恵が薄らいでいることに危機感を感じ、もっと気軽にハーブのある生活を楽しんでもらいたいと、野草を使った料理教室やワークショップなどを展開しています。

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今回は府中市で採れた無農薬栽培の柚子を使って、オーガニック化粧水とハンドクリーム作りに挑戦。まずは柚子の皮を剥いて千切りにし、果肉から種を取り出します。皮と種はコスメに使用し、余った果肉はスタッフの方々がジャムに加工してくださるとのことで大喜び♪ リラックス効果も抜群という柚子の爽やかな香りに包まれ、20人の参加者たちも和やかな雰囲気に。

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次に千切りした柚子の皮を蒸留し、化粧水に欠かせない成分であるハーバルウォーターを作ります。じっくり時間をかけて抽出する間、ハーブ王子が上下町矢野地域で採取した20種類もの野草の話に耳を傾けます。例えばスギナは乾燥させて粉末状にしたものをヨーグルトと混ぜてパックすると美白効果があるとか、ユキノシタは刻んで餃子やハンバーグに入れるとおいしいなど、王子の手にかかれば活用法もさまざま。効能に合わせて料理に取り入れたり、コスメにしたり、里山に生えている野草がこんなに無限の可能性を持っているだなんて驚きの連続です。

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中でも印象的だったのは、マツも冬を代表するハーブの一種ということ。マツヤニを取り除いた柔らかいマツを水と一 緒にミキサーにかけて濾し、青汁として飲んだり炭酸や乳酸菌飲料の原液で割って飲むと脳梗塞の予防につながるのだとか。普段よく目にする野草も体に良い効能がいっぱいあると知り、私も野草ライフに興味津々です。

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そして再びコスメづくりへ。先ほど蒸留したハーバルウォーターに精製水とグリセリン、柚子の精油を加えると化粧水が完成です。また種の周りにあるペクチンという成分に保湿効果があるということで、15粒の種をホワイトリカーに漬けて1週間ねかせたらハンドクリームのできあがり。とっても簡単にできるのに、美肌効果に優れているなんて感激!

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福山市から参加した井上奈己さんは「普段なかなか知ることができない野草の効能や活用法など、実物を見て触りながら説明を聞けたのでわかりやすかった」と満足そう。上下町に住む柏木綾子さんは「皮も種も丸ごと使いきれて捨てるところがないっていうのも柚子ならではの素晴らしさ。勉強になりました」と話してくれました。最後のティータイムで地元の方々が手作りしてくださったデザートプレートの中には、ハーブ王子直伝のマツゼリーも。クセがなく食べやすかったのでビックリ。

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主催した「上下美人化計画」のスタッフ有光梨沙さんは「上下町って、もともと美人の方が多いですし、よくいらっしゃるんですよ(笑)。老若男女、上下に来ることでより美人になってほしい、という思いを込めて今回企画をしました。地域にある野草を使って、美容という切り口で若い女性たちが気軽に参加できるワークショップができてよかったです」と語ります。参加者の中には、来年も上下町にハーブ王子をお迎えする企画を考えておられる方がすでに現れたとか。上下町に、美人がますますま増えていく予感がします!

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